滋賀レイクスターズ 根間洋一ACブログ

この広告は365日以上更新がないブログに表示されます。
Posted by 滋賀咲くブログ.at



昔を思いだし笑顔

ブースターの皆さんこんにちは。
昨日練習が終わり、夕方、家でテレビを見ていて・・・、

なんの番組だったかな?

甲子園の特集番組か何かで、観戦に来てる子どもたちに「将来の夢は?」というインタビューをしてたんです。

坊主頭の真っ黒に日焼けした少年は、
「野球選手っす!」

やっぱりな。

小学生位の女の子、
「お菓子屋さんです」

へぇ~

こんな感じで何気なく見ていたら

坊主頭の少年2
「…」

この少年は確実野球だな

坊主頭の少年2
「バスケットボール選手です!」
…おぉ!!

予想外の返事が。

たまたまかもしれませんが、「バスケットボール選手です!」とは、本当に嬉しかった。

実は、今でもずっと忘れられない思い出が僕にはあります。

「bjリーグ」も、もちろんない6、7年前の6月。

当時入団予定だったJBLのいすゞ自動車というチームが休部になり、途方に暮れていました。

「科目等履修生」という制度を使い大学に戻り、地元で教員でも目指そうと教育実習で沖縄に帰った時の話です。

恩師のいるバスケ部に顔を出し、一通り練習を見た後、
スタメンの選手一人とたまたま話しをしてたんです。

三年生でしたから、「大学どーすんの?」とかそんな話を。

そしたら彼、
「バスケしてても…未来ないし…バスケで大学は行きますけどその後は公務員でも目指します」
って言ったんです。

別に公務員目指す事は、それはそれで素晴らしい事だと思います。
ただ、その理由が「バスケしてても…」

今、教育実習に来てる自分も「先生になりたい」ではなく「先生にでもなろうかな」
自分の目標に「でも」を使ってる始末。
チームも潰れバスケに未来を感じてない一人でもあったし。

「そんなことねーよ」って言ってやれず、ただただ沈黙。

嘘でもいいから前向きな言葉をかけようかと思いながらも、ただただ沈黙。

言いようもない寂しさと、
今の日本バスケット界は若者からそんな見方をされてるのかという失望感でこれまた沈黙。

バスケの盛んな沖縄の名門チームのスタメンです。
どちらかといえば、まだ頑張り次第で未来ある方です。
そんな選手が、「バスケしてても…」

本当に、ただただ残念な一日でした。

それから約3年後。
bjリーグ富山グラウジーズの2シーズン目を終えたオフ。
僕は母校の小学校に「夢は叶う」という題目で講演に行きました。

前の年には琉球ゴールデンキングスが誕生していました。

僕は生徒達に、「夢はありますか?」と約6、7人位に質問しました。

bjリーグも出来、少しずつバスケの認知度も上がったろうと少しだけ期待しながら質問しました。

「夢はありますか?」
一人目
「バスケの選手です」
二人目
「バスケのプロ選手」
三人目
「キングスに入りたい!」
結局、バスケ選手以外の夢を聞きだせたのは、4人目でした。

教育実習の時言われた言葉を思いだし、
後輩達の前で、講演中泣きそうになりました。

言葉に詰まったあの日。あれからbjリーグが出来、バスケット界もどんどん変わっていき、
子どもたちからも「バスケット選手になりたい」っていっぱい聞けるようになり・・・

僕は今、自信をもって「バスケット頑張れよ」って言えてます。


Posted by 根間洋一AC.at 2010年08月08日22:41